にこりん

アリストテレス ニコマコス倫理学』(朴 一功 訳/京都大学学術出版会 ISBN4876981388)

通称「ニコ倫」と言うかどうかはamazon書評の言葉の受け売りなので定かではないですが、可愛く聞こえるから良いことにしましょう(そんな理由か)。

ご存じ前4世紀のギリシャの哲学者アリストテレスの著作ですね。何でアリストテレスなのにニコマコスかというところも解説に詳しく書かれています。ニコマコスというのはアリストテレスの父の名前であり、息子の名前でもある(簡単に言えば父親の父[=息子から見ると祖父]の名前を男の第一子に付ける風習があったらしい)のですが、アリストテレスが父のために書いた、とか、息子のために、とか、息子が編集した、とか、実は息子が書いた、とか諸説あるようです。

岩波文庫にも入っていますが、訳が平易で解説が詳細と言うことで、今回はこちらを購入。(高いんだから、ちゃんと読むように>自分)

哲学という分類の本の中では、ギリシャ時代の「これ」やプラトンの著作は分かりやすいので良いですね。