2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

やすぱーす

本年最後と思われる「本の塔」はヤスパースの『哲学』です。三分冊になっておりまして、それぞれ『哲学的世界定位(哲学I)』『実存開明(哲学II)』『形而上学(哲学III)』と題されております。新品で買いますと本体価格で19000円もいたします。なので、古書店で…

ヘッシェル

久しぶりの本の塔ですね。今回はA.J.ヘッシェルの『神と人間のあいだ』(教文館)です。 ヘッシェルの生涯を、この本の訳者あとがきから拾ってみましょう。──九歳で父を亡くし、成人後はナチによるホロコーストで母と三人の姉を殺され、みずからも危うく殺害…