2冊の共通点

──は無いですけれど。

異邦人 fusion (集英社文庫)

異邦人 fusion (集英社文庫)

西澤氏のミステリはほとんどSFだと思うけれど、SFと言ってしまうと売れないんだ、多分。

柿の種 (岩波文庫)

柿の種 (岩波文庫)

物理学者にして夏目漱石の弟子*1という寺田寅彦のエッセイ集。
これはおもしろい。(まだパラパラと見ただけだけど)
各作品は短いので、これは、あれだ、ブログ。ブログの雰囲気ですね。昭和一桁時代のブログ。寺田氏の作品は「青空文庫」でも読めます。

*1:P212 自身を「〜俳句をも教わったため先生の私邸に出入りすることもできた果報もの」と書いている。

やらなきゃ駄目か

ベクトルとテンソル (新数学シリーズ (6))

ベクトルとテンソル (新数学シリーズ (6))

ベクトルの微積分とか、テンソルもやっぱりちゃんとやらないと駄目だよぉ(<誰)。
ちゃんと、というのは「つまみ食い」みたいなのに対比しているわけで、駄目というのは、まあちょっと新しめ*1の物理が理解できないということです。

こういうの一瞬で理解できると天才というか秀才なのだと思うのですが、そうじゃないのでしょうがないですね。
数学の勉強というのは山を登ることに喩えたりしますが、下から順番に登っていくということでしょうけど、ひょっとして、上に行くと空気が薄くなって、すぐに「ばてる」わけですかね。(そうか?)

*1:100年くらい前、ですか