ラファエロ

プラトン全集〈12〉ティマイオス・クリティアス

プラトン全集〈12〉ティマイオス・クリティアス

文庫化されていないので、全集の中の一冊を購入しました。古書というか、新古書。


ラファエロ・サンティの代表作アテナイの学堂(Die Schule von Athen)の絵の中でプラトンが抱えておりますのが『ティマイオス』です。(リンク先では11番の人物。画面中央に立っている向かって左側の、右手で天を指さしている人物です*1。左腕に抱えているのがそれ。背表紙の書名は*2Wikiの画像では判別できませんね。)
ギリシャ哲学は中世キリスト教社会に馴染まなかったのですが、ティマイオスは許容されたので膾炙したと、そんな経緯でこれが絵に描かれたようですの。現在の研究者の中にも一部にそう言う傾向は見られるようですが、今の時代はプラトンの他の著作も読むことが出来るのですから、全体を見た方が良いように、私は思います。
紹介しようと思ったのですが、ヴァチカンのミュージアムのサイトがつながらないようです……。後日繋がったら追記します。
繋がりました。JAVAJavaスクリプトではない)を有効にしておかないと絵が表示されません。虫眼鏡*3あるいは(+)ボタンを押してから画像上をクリックで拡大できます。「TIMIO」と読めますね。アリストテレスのエチカ「ETICA」は「ETIC」とcはぎりぎりでaは隠れて見えないですね。
(時間帯によっては重いようですので、そんな時はしばらく経ってから、再度どうぞ)
アテナイ学堂(ラファエロの部屋)
同(英語)
バチカン(トップ)多言語対応

*1:ちなみに隣はアリストテレス。もっているのは「エチカ」つまり倫理学、ニコマコス倫理学ですね

*2:当然ギリシャ語です。カタカナじゃないですよ

*3:リアル虫眼鏡であなたのコンピュータの画面を見ることではないです